ホットリンク、内山幸樹社長がインサイダー取引を行なったとする一部メディアの報道に訴訟を検討

掲示板サイト「2ちゃんねる」やソーシャルメディア「Twitter」の投稿などを取得し、企業に炎上リスクを報告するサービスを提供しているホットリンクの内山幸樹社長が、2ちゃんねるが乗っ取られたとされる2014年2月19日に時間外取引で8万株（当時の株価で11億円余）もの売却を行なっていたことについて、J-CASTニュースなどの一部のメディアが、「2ちゃんねるでは、ホットリンク社長が、内部情報を利用して利益を得るインサイダー取引をしていたのではないかとの指摘が相次いる」として、データ取得トラブルの発表前などに社長が何らかの内部情報を得ていたのではないかと報道していた。

これに対し、ホットリンクは、おしらせで「一部メディアで、当社社長がインサイダー取引を行ったかのような報道がございましたが、そのような事実は一切ございません。また今後の動向によっては、名誉毀損に関する訴訟も検討させていただくことも併せてお知らせします。」と名誉毀損で訴訟を起こす構えを示している。

ホットリンクが西村博之氏や同氏が取締役を勤めてる未来検索ブラジルと連携していると明らかにしていることから考えて、2ちゃんねるでの書き込みは内山幸樹社長に対して悪意があると考えられること、また、本人が断固として否定していることから考えてホットリンク社長のインサイダー取引はなかったのは間違いないだろうが、「李下に冠を正さず（他人の嫌疑を受けやすい行為は避けるようにせよとの意）」という故事成語があるように、君子たるもの疑惑を招くような株式売却は避けるべきではないだろうか。

いずれにしろ、3月20日からは2ちゃんねるのデータ取得はできているそうなので、ネット炎上対策を得意とする同社の事業内容から考えて、今回の「炎上」があっというまに鎮火されるのは確実だろう。

2ちゃんトラブル発表前に社長が株大量売却　インサイダー取引の疑い指摘に会社側は全面否定
ホットリンク「インサイダーの認識はない、トラブルは3月6日に把握」　内山「発生直後から博之と連携」
【速報】ホットリンクが声明を発表「インサイダーの事実はない」「名誉毀損に関する訴訟も検討」★３
２ちゃんねる内の炎上リスクをメールで報告するサービス、ホットリンク
ホットリンク「インサイダーの認識はない、トラブルは3月6日に把握」　内山「発生直後から博之と連携」

[3665] Posted by buzei at 2014/04/08 00:11:47
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