ギリシャ問題決裂でユーロ大暴落か - コメント[1]
対ギリシャ支援問題を協議するため6月22日に開かれたユーロ圏の緊急首脳会議で、EUの首脳らはギリシャ政府が新たに提出した財政再建策を数日中の合意に向けた土台になると評価したものの、合意には至らなかった。しか... 全文を表示
もう月末の支払いには間に合わないみたいw
アングル:ギリシャ協議合意でも問題はIMF返済資金の捻出
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0P302D20150623
[ブリュッセル 22日 ロイター] - もしギリシャが今週、凍結されている支援資金獲得のための改革実行を土壇場で受け入れて債権団との協議がまとまったとしても、月末までに国際通貨基金(IMF)に対する16億ユーロ(18億ドル)の債務返済資金を実際に手に入れる必要がある。
債権団の間ではこの返済資金を具体的にどう用立てるかをめぐり、ボールの押し付け合いが繰り広げられている。
ギリシャがIMFに耳をそろえて借金を返せない場合、デフォルト(債務不履行)が宣告され、預金取り付け騒ぎを防ぐために資本規制が導入されて、同国はユーロ圏離脱に近づくことになる。
ただユーロ圏各国政府によると、凍結中の72億ユーロの支援資金の支払いを月内に実行するには、もう遅すぎる。ギリシャが約束した改革実施のための法案を成立させない限り、各国議会が支払いを承認しないからだ。
もう1つの迅速に資金を供与できる手段は、欧州中央銀行(ECB)がギリシャ政府による国内銀行などへの短期国債売却枠の上限を引き上げることだ。チプラス首相は再三にわたり、ECBのドラギ総裁にそうしてほしいと訴えてきた。
しかしECB理事会内でドイツ連邦銀行やその同調者たちから強硬に反対されているドラギ総裁は、短国売却枠引き上げを認めるとすれば、ユーロ圏各国から凍結した支援資金が確実に支払らわれる場合のみだと表明している。
となればやはり月末には間に合わない。