Newsweekの「ビットコイン考案者発見」の誤報で大騒動 - コメント[2]

アメリカの雑誌「Newsweek(ニューズウィーク)」が先月末に大手取引所が経営破綻したことで大きな話題となっている、インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の考案者とされる「ナカモト・サトシ」なる人物を発...  全文を表示

2: Posted by 名無しさん at 2014/03/18 18:14:51

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304471904579446353567514492.html

 米ニューズウィーク誌からビットコインの考案者だと報じられたカリフォルニア州在住のドリアン・サトシ・ナカモト氏が「疑いの余地のない発表文」を公表(同氏が依頼した弁護士を通じ)し、自分はビットコインを考案しておらず、今回の騒動前にはビットコインについて聞いたこともなかったと言明した。さらに、ビットコインを考案できる技術的なバックグラウンドも持っていないとして、そっとしておいて欲しいと求めた。

同氏の書簡の内容は以下の通り。

 私の名前はドリアン・サトシ・ナカモトで、ニューズウィーク誌からビットコインに関して報道された人物です。事実を明確にするためにこの発表文を書いています。

 私はビットコインを考案したり、発明したり、取り組んだりしたことはありません。ニューズウィーク誌の報道は完全に否定します。

 最初に「ビットコイン」という言葉を聞いたのは息子からで、今年2月中旬のことでした。息子がある記者から連絡を受け、私に電話をしてきた時、私がそれまで聞いたこともなかった言葉を使いました。そのすぐ後に、その記者が私の家に会いに来ました。私は警察に電話しました。記者と話すことに同意したことは決してありません。その後、AP通信の記者と話したときに私はその技術を「ビットコイン」と呼びましたが、その言葉にはまだ馴染みがありませんでした。

 私の経歴はエンジニアリングで、プログラムを書く能力もあります。直近の仕事は、米連邦航空局(FAA)の航空管制機器の問題解決に当たる電気技師でした。暗号やピアツーピア・システム、代替通貨に関する知識はなく、関わったこともありません。

 私は10年間、エンジニアやプログラマーとして安定した職を見つけることができませんでした。作業員や世論調査員、臨時教師として働いた経験もあります。非常に厳しい金銭的状況のために、2013年にインターネット関連の仕事をやめました。12年10月に受けた前立腺手術と13年10月に経験した脳卒中から回復を試みているところです。お金の稼げる仕事に就く見通しは、ニューズウィーク誌の記事のため損なわれてしまいました。

 ニューズウィーク誌の誤報により大いに混乱が生じ、私や私の93歳の母親や兄弟、その家族たちのストレスの種となっています。支援を申し出てくれた米国や世界中の人々に心から感謝いたします。私は弁護士を雇いました。これがこの件での最後の公式表明となります。どうか、私たちのプライバシーを尊重してください。

ドリアン・サトシ・ナカモト

テンプルシティー、カリフォルニア州

2014年3月17日