福島第一原発からの放射性物質の放出量は1日100兆べクレル超 - コメント[1]
川内議員、辻議員らが主催する東日本大震災の勉強会において、鳩山前首相の放射能が実際にどれだけ放出されているかという質問に対し、原子力安全委員会の小原規制課長は「(大気中への放出量は)一日あたり、100兆べ... 全文を表示
「原子力の平和利用」の実体
2011-04-11 00:11
アメリカは、第二次世界大戦の最中から、大きな労力と大金を投入して原子力技術を作り上げ、
これを軍事機密として独占しようとしていました。ところが1953年、
当時の大統領アイゼンハワーによって国連で「平和の為の原子力」と言う内容の演説がされました。
世界の政治家達はこの気前のよい演説を絶賛して歓迎しました。
実は当時、アメリカは(ソ連も)原子力爆弾を作り過ぎていて、ウラン濃縮工場が操業短縮に陥っていました。
そこで、この軍事工場で生産される過剰なウランを原子力発電で消費する事により、軍事工場を操業短縮しないで済むようにしたのです。
「原子力の平和利用」として、1950年代、アメリカはウランを諸外国の半値以下で売りまくりました。・・これはダンピングであったようです。
つまり軍事目的があったからこそダンピングが可能であったと言えましょう。大量に濃縮ウランを消費してアメリカの軍需産業を助け、
また他の国に濃縮ウランを作らせないようにする目的があったようです。
日本の最初の原発である東海原発の原子炉はイギリスから買いましたが、原発で出たプルトニウムはイギリスに売られ、イギリスはこれで原発を作っていました。
つまり「原子力の平和利用」と言うキャッチフレーズは、原子力の軍事利用の為だったのです。
この事は当初から原子力関係者の間ではよく知られていた事実です。
しかし原子力導入当時、このような軍事協力の事情を日本のどの新聞も報じませんでした。
原発導入に反対するどころか、連日「唯一の原爆被曝国である日本こそ、原子力の平和利用を!」と言うキャンペーンを張って原発の導入を応援し続けたのです。
このようにして、原子力の推進者達はアメリカやイギリスの『軍事利用』に協力している事になるのを承知の上で、『平和利用』と言って人々を騙し、原発を導入したのです。
原発平和利用推進は、第二次世界大戦中の大本営発表に通じるものがあります。
つまり何のメリットもない危険極まりない原発は、導入段階から不正手段を用いられたのです。つまり、「原発は、頭のてっぺんからつま先まで“ウソ・騙し」なのです。