読売巨人軍の原辰徳監督が元暴力団員に1億円払っていたことが発覚 - コメント[4]
読売新聞参加のプロ野球チーム「読売巨人軍」の原辰徳監督が、女性問題(不倫)で元暴力団かゆすられ、1億円もの大金を支払っていたことを認めた。警視庁ポスターで「暴力団を恐れない、暴力団に金を出さない、暴力団... 全文を表示
6月21日発売予定の週刊文春の記事について
2012年6月20日
清武英利
明日6月21日発売予定の週刊文春に「原監督、元組員に1億円」との見出しで記事が掲載されるとの報道が流れていますが、私はまだその記事を拝見していませんし、そもそもこうした記事について、コメントする立場にありません。
本日、読売巨人軍が記者会見を行い、原監督名義のメッセージ2通を発表したうちの一つに「清武さんへ」と題するメッセージがありましたので、このメッセージが原辰徳監督自らの意思に基づいて作られ、発表されたものであると仮定したうえで、以下のとおりお答えしたいと思います。
なお、読売巨人軍の上記会見は、読売新聞グループの、総力を挙げて私を潰そうという目的から、嘘を承知で展開している大キャンペーンの一環であ り、全ての論点をすり替え、読者や視聴者の目を反らそうという狙いの下に行われているものであることを指摘しておきたいと思います。
「原辰徳監督へ
原監督が作成したとされる『清武さんへ』と題するメッセージを拝読しました。『巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いで』いることの 原因があたかも私にあるかのように『清武さんのほかに、いったい誰がいるのか』とコメントされたことについては、非常に残念でなりません。
私は、2004年8月13日に読売巨人軍の球団代表兼編成部長に就任した後、巨人軍の信頼回復と球団改革のため、微力ながら全身全霊を捧げてきました。原監督と は、2006年以降、短期的な勝利を常に求められ続けるフィールドマネージャーと長期的視点に立って編成・強化等を行うゼネラルマネージャーという立場の 違いを超えて、チームの勝利のために常に真剣に、誠実に、忌憚のない意見を交わしてきました。特に、2007年から3連覇を成し遂げ、常勝巨人軍の復活に 向けてともに努力したことは、私自身も誇りに思ってます。
今季の巨人軍は、原監督の采配はもちろんのこと、個々の選手やコーチ、そして、私がGM時代に創設した戦略室が全体として機能したことにより、交流戦優勝という華々しい成果を成し遂げられたことを、一巨人軍ファンに戻った今も心から喜んでいます。
私は、2011年11月11日に、既に確定していた2012年コーチ人事を渡邉会長が鶴の一声でひっくり返そうとしたという重大なコンプライアン ス違反問題等について、記者会見を行い、渡邉会長を告発しました。それは、コーチや将来コーチになるであろう選手らを守りたいという一心で行ったことであ り、今も最も訴えたいことです。同日の記者会見の際、私は原監督の名前には一言も触れていませんが、それも、現場で日々勝利に向けて戦っている監督や他のコーチ、選手らを巻き込みたくないという理由でした。しかし、翌日、渡邉会長が公表した反論談話で、原監督の名前が出てしまい、結果的に原監督を巻き込むことになったことは、私としても不本意でした。このことは、私からの同日付「渡辺恒雄・読売グループ本社代表取締役会長・主筆の談話について」と題するコメントの中でも言及させていただいたとおりです。
2012年3月15日付朝日新聞の契約金報道の後、渡邉会長や読売巨人軍は、私が読売巨人軍の内部文書を流出させたとする言動を行うなど、読売新 聞グループの総力を挙げた大キャンペーンを展開していますが、全くの事実無根であり、いいがかり以外の何ものでもありません。もちろん、明日週刊文春が掲 載するという記事についても、私は関知していません。
私は、今でも読売巨人軍の勝利と真の発展を心から願う一ファンです。
原監督におかれましては、渡邉会長や彼の付度族たちの言葉に惑わされず、巨人軍の勝利と真の発展に向けて今後も益々ご活躍されることを祈念して止みません。
2012年6月20日
清武英利」
以上